映画鑑賞2「武士の一分」
久しぶりの映画鑑賞。「武士の一分」
監督/山田洋次 脚本/山田洋次ほか 原作/藤沢周平
出演 木村拓哉 檀れい 笹野高史 坂東三津五郎 赤塚真人ほか
わたしは木村拓哉が好きでも何でない。しかしこの物語にはよく合っている。
お毒見役の彼が目が見えなくなり、親戚まわりが武士の存続をだれか目上の
方にお願いしてはと諭され、仕方なく妻が上司に願い出たが坂東三津五郎が
妻を何度かお茶屋に連れ込み恥ずかし目を受けることとなる。
それで家禄そのままでよしとの沙汰を受けたが、実は殿さまじきじきのお達し
で上司は何の手助けもしなかったことが判明。
その前に妻を離縁していたが、武士の一分がたたぬと目が見えないのに果し
合いを挑む・・・・・。木村と笹野の掛け合いの面白さや檀れいの妻の在り方を
特筆しておきたい。また赤塚真人の存在が光っている。
藤沢周平のお決まりの山形県海坂藩。山田洋次の海坂藩三部作の完結が
この「武士の一分」だけど、この他に「たそがれ清兵衛」「隠し剣・鬼の爪」が
ある。この3作はどれも痛快である。山田洋次といえば「トラさん」だけど、わ
たしはこの3部作を彼の代表と見る。
例によってわたしはこの3部作をすべて7,8回は見ている。セリフも宙で言え
そうだ。すべてハッピーに終わるのが彼らしい。見てる人ももう一度どうぞ。