
ストックハウスを建てたときに外側四方にアンカーのコンクリートをうって
風でハウスが浮く、あるいは吹っ飛ぶことから防ぐためにやってくれる。
その工事をみていると、25cmくらいのまわりで深さ20cmくらいの孔を
あけその中にアンカー材をつなげて、形ばかりのものが出来た。
上図のように穴を35cmくらいの所にアンカーボルトを四方に向けて打ち
こみ、ハウスとの接合部も継ぎ足し、用意は万端で一週間が過ぎた。
コンクリートを買いにいくのが億劫(コンクリートはここだけしか使わない
のに大きな袋1袋を買わないといけないのが納得いかない。)で、ついつ
い伸ばし伸ばしにしていた。
雨も降りそうなので仕方なくコンクリートを買いにDIYへ行き、車を止めた
ところのとなりが軽四トラック、いかにも左官屋さんの道具を積んで止ま
っていた。見たらコンクリートが袋に半分くらい残ったものが置いてある。
これくらいが使用適量だとおもっていたら、向こうからコンクリ袋を4袋積
んでこちらへ来る。この軽四の持ち主だ。「あのうちょっといいですか。砂
を使わない小さな袋のコンクリを売ってますよね、あれって強いですか。
(強いはずがない。)やっぱり普通のこんなコンクリが一番いいでしょう。」
とのこと。
「一か所にしかいらないので弱くても小さなコンクリコンクリの袋を買おうと
来たのですが、ちょうどこれくらいの量がいいのですけどねえ。」と軽四に
積んであった使いかけの袋に目をやる。
「あっええよ、よかったらこれをあげるよ。」「いやただでもらっては申し訳
ないので。」というと200円でいいよと返事が返ってきた。ここぞとばかり
じゃあ300円でとポケットに手をつっこんで取り出したる銀色に光る100
円3枚。じゃあこれでと渡したとたん3枚で300円のはずが250円だった。
それでいいよと一件落着。
飛んで帰って下図のように砂やバラスを入れてコンクリを練って穴に落と
し込んでこれも一件落着。使ったコンクリートは半分の袋の1/5の量も使
っていなかった。残ったコンクリートはてどうしようか。 文章、長がっ!